こんにちは!ミタです。
うちの息子は小学1年生(6歳)。発達に凸凹や特性があり、療育に通っています。
サッカーに興味を持ち、年長冬から始めることになりました!
サッカーを始めてから10ヶ月。順調なことばかりではなく、山あり谷ありでした。私は療育現場で働く保育士でもあるので、その視点も交えながら「息子と私がサッカーを始めて感じたこと、息子の成長したこと」をお話ししたいと思います。
「発達に凸凹があるけど、これからサッカーを始められるかな」「サッカーって発達に良いって聞いたけど、うちの子のもできるのかな」とお悩みのママ・パパに、私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。

発達に凸凹がある子どもと習い事選び
私の息子の幼稚園年中〜小学校1年生(現在)までの習い事をお話しします。
うちの息子は今までに
- スイミング
- 運動教室
- ピアノ
- サッカー
の習い事に通ったことがあります。
スイミングを習わせたのは全身運動をして欲しかったからです。水の中でしかできない動きを経験し、身体の使い方や筋肉をつける運動を取り入れたかったのです。
プールの中での活動はとても楽しんでいて、「今日はスイミング?!」と毎日聞いていた息子が懐かしいです。
スイミングは初めは水慣れですが、徐々にコーチの話をきいてその通りに動かなくてはいけなくなってきます。息子は自由にプールの中で遊びたかったので、コーチの指示が通らないこともしばしば。
そんな感じでしたので、ある日コーチに怒られてしまったのです。それからスイミングに行く意欲がなくなってしまいました。
運動教室もコーチの指示通りに動いたり、ゲームをしていくプログラムです。息子はやりたくない時や気分が乗らない時は参加しませんでした。
そんな様子で、スイミングも運動教室もすぐにやる気がなくなり「行かなーい!」というようになりました。息子の気持ちと、習い事を続けることで得られるメリット・デメリットを考慮したうえで、やめることにしました。
ちなみにピアノは椅子にじっと座って、指だけを動かすのが合わなかったようです。今思えば、体幹が育ってなかったこと、微細運動まで発達していなかったことも影響していたかと思います。ピアノは私のエゴでしたので、息子には興味がなく数回通って辞めました。笑
そんな体験から
- 個人に合わせたペースにしてくれる習い事
- 本人が本当にやりたい習い事
がいいのだと思いました。
サッカーは幼稚園の時にお友達から誘われて、地域のサッカーチームに入りました。お友達が大好きな息子ですので、一緒に遊べるような感覚だったのかなと思います。
幼稚園で遊びの時間にサッカーをして遊んでいたので、本人もサッカーが好きなようでした。体験してみると即決で「入る!」と決めていました。

物怖じせず、興味は湧きやすいタイプの息子なのです^^
運動系を選んだ理由
私は児童発達支援の仕事をしていて、子どもの発達について少し知識があります。だからこそ、息子に合った習い事を選びたいと思っています。
息子には、
- とにかく体を動かすのが好き
- 水や砂のような感覚遊びが好き
- 少し体の動かし方がぎこちない
といった特徴がありました。
そこで“運動系なら楽しく続けられそうだし、発達にもプラスになるかも”と考えました。性格や特性に寄り添いながら、ちょっとした課題の克服にもつながるように選んでました。
サッカーを候補にしたきっかけ
サッカーを候補にしたはじめのきっかけは、お友達に誘われたからです。
ピアノ・運動教室・スイミングに挫折して、なにか良い習い事はないかと考えていた時に声を掛けてもらいました。
実際に体験に行くと、
- いつも幼稚園で遊んでるお友達と一緒にできること
- 地域のサッカーチームで、アットホームな雰囲気なこと
が息子にあっているなと思いました。
息子の気持ちが乗らず練習に参加できずにいたとしても、同じ幼稚園の子どもとお母さんがいるし、コーチも地域の方なので温かい雰囲気で見守ってもらえる感じがして、安心感がありました。
練習をみているとラダーやミニハードルの練習があったり、運動の基礎的なことも習得できそう!
発達協調性障がいかもと言われたことがある息子には、いろんな動きを経験できる場になることが大事だと思っていたのでその点も良いと思いました。
発達障害の子にサッカーは向いている?
サッカーを通して運動をすれば、成長は確実に伸ばせると思います!
発達障がいの子どもといっても、ASD、ADHD、LD、DCDなど様々な障がいがあります。持っている障がいも違うし、性格や好きなことも一人ひとり違います。
ですので、お子さんがなにに興味があるのか、何に熱中できるのか理解し、そこから得意や好きを伸ばしていくことが良いのではないでしょうか。
実際には放課後等デイサービスでサッカー療育として特化しているところもあります。
サッカーには、次のような力を養うことができます。
- 運動の能力の向上
- 体力の向上
- 仲間との関わり・協調性
- 感情のコントロール
- 社会性の発達(コーチ・先輩への礼儀・挨拶など)
- 注意力・集中力の向上
- 追視力(目で追う力)
- 空間認知能力
- 自己管理能力
改めて上げてみると、こんなにたくさんのメリットがあります!このような力を伸ばしてあげたいと考えているお子さんにぴったりでしょう。

サッカーで視覚と集中のトレーニング
息子の場合、目の使い方が上手くなく、ビジョントレーニングを必要とされていました。その影響もあってか、焦点が変わることを要するものに集中力が保てませんでした。
サッカーはボールを“目”と “身体”で追うスポーツです。初めは上手くできるか心配でしたが、練習を積むうちに少しずつ集中できる時間が増えていきました!
サッカーはビジョントレーニングとして行うよりも、自然に目の動かし方を習得できるスポーツなのかもしれません。
仲間との関わり・協調性を学べる
年長児の冬からサッカーを始めて10ヶ月。サッカーで学んでいると思うのが、仲間(友達)との関わりです。
もとから友達が大好きで関わりは自分から求めに行くタイプですが、普段の遊びや生活では経験できない関わりができると感じています。
サッカーはチームプレイですから、試合はもちろん練習でもみんなで行います。その時の仲間の動きをみて、いろいろ子どもなりに感じているのです。
どんな言葉を相手にかけたら良いのかも学んでいけます。
例えばこんな場面がありました。同じチームの仲間がミスをして失点してしまったとき、悔しさから「なにやってんだよ。おまえのせいだ!」と仲間を責めてしまう子がいました。当事者も当事者でなくても、このやり取りから子どもは多くの気づきを得ています。
また年上の子どもたちの中に入ることで、緊張感も生まれ、いつもと違う雰囲気を感じたり、自然と言葉づかいや立ち振る舞いも身についていると感じています。
サッカーにはポジションの役割がありますので、1人ひとりが役割を果たしてこそ、プレーが成り立ち、得点へとつながります。
パスは相手を信頼し、ボールを託し、協力してゴールへとボールを運ぶ。サッカー未経験の私から見ても、まさに「他者と協力することを学べる」素敵な関わりだと感じます。
子どもの時期にスポーツをすることは、協調性や社会性を学ぶ大切な機会になるのだと思います。

苦手な場面もある(感覚過敏・ルール理解など)
ただ、筆者が息子にサッカーをやらせてみて、一筋縄ではいかないと感じることも多くあります。サッカーの全てのメリットが上手く、本人の中に落とし入れることができるのかというと、やはり発達の凸凹から難しいところもあるのです。
だからと言って“やらせない”わけではなくて、どうしたらサッカーに集中できるのか、対人関係もうまく行くのか考え、工夫する必要は保護者にもコーチにもあると思います。
余談ですが、感覚過敏があり着れる洋服や下着が決まっている息子です。サッカーの靴下が履けない日がありました。(普段はユニクロの靴下オンリーです。)でも、サッカーには“この靴下を履いていかなくてはならない”という葛藤があったのでしょう。大騒ぎしたあと、頑張って履くことができました。
息子がサッカーを始めてみた体験談
息子がサッカーを始めて10ヶ月で、とても成長しました!それは自信をもって言えます!
サッカー始めたての時はどんな様子だったのか、難しいと感じた場面はどんなところだったのかも踏まえてお話しします。

初めたての練習での様子
初めての練習では、楽しく参加!コーチの言うこともしっかり聞いて優等生!これはどの習い事でも始めはそうでした笑
初めてのことでも物怖じせず、ワクワクして楽しく参加できること。これは息子の良いところです◎
ですが、少し慣れてくると思い通りにならないこと、自由が少ないことに不満が出てくるのか、楽しめなくなり、参加したくなくなることがでてくるのです。
サッカーでも「行かない!」と言うことがありました。行ったとしても、校庭の隅っこの方で探索や虫探しなど、自由に過ごしていることもありました。
「帰るーー!!!」と大泣きされたこともありました。
つまずいたこと・困ったこと
困ったことは練習に入りたがらず、一人で遊んでいるような状態だったことです。
練習ではいろいろなプログラムに取り組みます。ですので、コーチの話を理解し、実践することが必要です。
息子は理解力がもしかしたら低いのかもしれません。“わからないからやらない”になっていたのかも。
半年は「やらない」「帰りたい」「行かない」がありましたが、励まし、一緒に練習に入ることで徐々に慣れていってくれました。
こういう状態でも見守ってくれたのは、地域のサッカーチームだったからかなと有難く思っています。
良かった点・成長を感じた瞬間
サッカーを始めて良かった点を上げてみますね。
- 普段できない動きや運動を経験させられる
- いろんな学年の子と交流ができる
- サッカーを通して友達と本気でぶつかれる(人間関係)
サッカーを始めて成長を感じた瞬間は
- 校庭を2週走れるようになった
- 母が(用事などで)見守っていなくても練習に参加できていた
- 試合で負けてもポジティブに「もっと上手くなろう!」と考えられている
- 母と練習するときにドリブルの仕方などを解説してくれる
一番は“サッカーを通じて諦めない心を育む”という私がサッカーに込めた願いが息子の成長で育ってきているのを感じます。でも、まだこれから成長していく段階だということも感じています。
試合の練習以外はイヤイヤしていた息子ですが、半年もたったころには促さなくても一人で練習に入れるようになりました。
“あぁ、頑張らせていて良かった”と、そう思いました。
発達に特性のある子とも仕事でも関わっていて思うのが、「イヤだ!!!」の主張が普通の子よりとにかく強いこと。笑
ですが、その「イヤだ!!!」その裏の原因には何があるのかを見極めて、サポートしていくことが必要だなと改めて感じました。
スポーツをすることで、“諦めない心を育てたい”と思っていたので、第一段階はクリアしたのかなと息子のことを(私のことも)褒めたいです。
発達特性がある子のサッカーサポートの工夫
私が息子のサッカーを応援してきて、工夫していたことと心得をお話します。
先ほども言いましたが、一筋縄では行かないのが我々の子どもですよね。笑
少しでも参考になることろがあると嬉しいです。

親ができるサポート(声かけ・準備など)
息子がサッカーを始めたのが幼稚園の頃なので、準備も練習の付き添いもずっと一緒でした。
ワーキングメモリーが少ないせいか、集中力が足りないせいか、言ったことを実行できないことが多い息子。準備なども一緒に行い、手取り足取りで、指示は簡潔に言います。
練習に参加したがらないときは、親も一緒に練習に入っちゃいました。個名で指示してあげないと、なかなか集団の中に入れないんです。
あとは子どもの気持ちを見極めて、休憩させるときと自由に遊ばせるときもつくってあげました。すべては、他の子と同じようには行きません。笑
ですので、少しずつ少しずつサッカーを理解し、忍耐力と社会性もついてきたのだと思います。
理解あるコーチの存在が支えになる
私は息子の発達に障がいの診断を受けていません。ですので、コーチにも周りの保護者にも障がい特性については特に話していません。(仲の良いママ友には話していますが)
子ども個人を見てくれるコーチなので本当に助かっています。できなくても、頭ごなしに叱ることはしない。そういう方針なこともぴったりだと思って、感謝しています。
コーチの人間性や方針、子どもとの相性は重要なポイントになるでしょう。
まとめ|発達障害の子どもにとってサッカーは良い経験に
サッカーは運動して発達を促せるだけでなく、心の成長にも大事なことを教えてくれるスポーツだということがわかりました。
今はサッカーに意欲を持ち、取り組んでいる息子ですが、また次の困難や試練が降ってくるでしょう。笑
そんなときも子どもの気持ちと発達の困難など全体的に把握し、受け止めて、一緒に成長していけたらいいなと思います。
お子さんにサッカーを始めさせようか悩んでいるママ・パパさん。サッカーを始めたけど上手くいかないママ・パパさんにこの記事が少しでもお役に立てましたら嬉しいです。
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